目次
ここで紹介するのは、YouTube で公開されているショート動画を、plax の「自動分析」でカードにしたものです。記事の最後に、5つをつないだ35分の練習メニューも載せています。
- 痛みを我慢せずにもも裏や股関節をほぐすペアストレッチ
- お腹と太ももを離さずに正しい姿勢で前屈を深める練習
- 体力テストの直前にも使える、記録を伸ばすためのコツ
8分ペアで道具なし
ペアで伸ばす
もも裏の柔軟
前屈の可動域を広げるには、もも裏や股関節まわりをほぐすことが大切です。一人ではうまく伸ばせない子でも、ペアで協力することで、無理のない範囲でしっかりとストレッチができます。
仰向けに寝た状態から、補助者が片脚を持ち上げて太もも裏や股関節を伸ばします。このとき、お尻が浮かないように注意しましょう。次に膝を曲げて股関節まわりをほぐし、反対側の脚も同様に行います。最後は頭の後ろで手を組み、足をクロスさせて体をひねって力を抜きます。
前屈のためのペアストレッチ
施術者やペアが大腿部や股関節まわりを動かしてストレッチし、前屈の可動域を広げます。仰向けに寝て脚の曲げ伸ばしや骨盤の回旋を行います。
座って前屈し、現在の柔軟性を確認する
pointいけるところまで無理のない範囲で行う
仰向けに寝て、補助者が片脚を持ち上げて太もも裏や股関節を伸ばす
pointお尻が浮かないように意識する
膝を曲げた状態から股関節まわりをほぐすようにストレッチする
手順のつづき(あと3つ)・指導のポイント・気をつけること
反対側の脚も同様にストレッチを行う
頭の後ろで手を組み、足をクロスさせて体をひねり、力を抜く
起き上がって再度前屈し、変化を確認する
point無理のない範囲で伸ばす
- 痛がりすぎないよう力加減を調整しながら行う
- 呼吸を止めずに脱力させる
- 強い痛みを感じる場合は無理に押し込まない
- 急激に体重をかけて関節を圧迫しないよう、子どもの反応を見ながらゆっくりと可動域を広げてください。
5分1人〜道具なし
床に手をつく
もも裏伸ばし
座ったままの長座体前屈が苦手な子や、体が硬い子に向いているストレッチです。床に手をついた状態で行うため、無理な体勢にならず、もも裏を楽に伸ばすことができます。
片膝立ちから反対の足を前に出し、かかとだけ床につけて膝を軽く曲げます。両手を床につき、前足の太ももと胸をできるだけ近づけたまま、お尻を後ろに引きます。伸びを感じるところでキープし、左右両方行いましょう。
手つきもも裏ストレッチ
片膝立ちから床に手を突き、お尻を引いてもも裏を伸ばすストレッチ。長座体前屈が苦手な人でも楽に裏側を伸ばせます。
片ひざを床につけ、反対の足を前に出す(前足はかかとだけ床につけてひざは軽く曲げる)。
pointスタート姿勢を作る
両手を床につける。
前の足の太ももと胸をできるだけ近づける。
手順のつづき(あと2つ)・指導のポイント・気をつけること
その姿勢からお尻を後ろに引く。
pointもも裏からひざ裏まで伸びてくるのを感じる
伸びを感じるところで30秒キープする。左右3セットずつ行う。
- 長座で前屈ができない人でも、床に手をついた状態なら楽に伸ばせる
- 太ももと胸を近づけたままお尻を後ろに引く
- もも裏が硬いまま放置するとケガにつながる
- 床についている膝が痛くならないよう、マット等を敷いて行うと安全です
- 勢いよくお尻を引いて筋を痛めないよう、ゆっくり伸ばしてください
5分1人〜道具なし
お尻歩きで
膝裏をほぐす
座ったときに骨盤がうまく立たず、背中が丸まってしまう子におすすめの練習です。お腹と太ももを密着させることで、正しい姿勢のまま膝裏の硬さをほぐすことができます。
膝を深く曲げて座り、両手を膝の下から通して肘同士を抱えます。お腹と太ももの付け根をピッタリとくっつけ、かかとを前に蹴り出して足首を曲げます。そのまま肘を強く抱きしめ、お尻歩きで少しずつ後ろに引いていきましょう。
長座体前屈ストレッチ
膝を曲げてお腹と太ももを密着させ、肘を抱えてお尻歩きをしながら長座体前屈を深めるストレッチです。
膝を深く曲げて座り、お尻のお肉を外にかき出して坐骨を後ろ側に向ける。
point膝は好きなだけ深く曲げてOK。
両手を膝の下から通して肘と肘を抱える。
pointお腹と太ももの付け根同士がピッタリくっついているのがポイント。
かかとを前に蹴り出して足首の角度を90度にする。
手順のつづき(あと1つ)・指導のポイント・気をつけること
肘同士を強く抱きしめてロックしたまま、お尻歩きで後ろに引いていく。
point膝裏で自分の腕を真下に押していくようなイメージを持つ。
- 骨盤がなかなか立たない人におすすめの方法です。
- お腹と太ももを離さないようにしながらお尻を引くことで、膝裏の硬さをほぐします。
- 無理に脚を伸ばそうとして腰やハムストリングスを痛めないよう、痛みを感じたら引くのを止めさせましょう。
5分1人〜道具なし
お腹と太ももを
離さない前屈
立った状態からの前屈で、頭だけを下げて背中が丸まってしまう子に向けた練習です。背中を丸めず、骨盤から前に倒す正しい前屈の感覚を身につけ、柔軟性を引き出します。
立った姿勢から中腰になり、太ももとお腹をくっつけます。両手でアキレス腱を持ち、太ももとお腹を絶対に離さないようにしながら、ゆっくり膝を伸ばしていきます。離れてしまう場合は、膝を完全に伸ばし切らなくても大丈夫です。
お腹と太ももを離さない前屈練習
太ももとお腹をくっつけた状態を保ちながら膝を伸ばしていく前屈の練習です。背中を丸めず骨盤から倒す正しい前屈の感覚を身につけます。
立った姿勢から、太ももとお腹をくっつけるように中腰になる。
両手でアキレス腱を持つ。
太ももとお腹を絶対に離さないようにしながら、ゆっくり膝を伸ばしていく。
point太ももとお腹が離れたらよくない。どこを脱力すれば伸びるか観察しながら行う。
指導のポイント・気をつけること
- 頭を下げて背中を丸めるのではなく、骨盤を前に倒して太ももとお腹を近づける意識を持たせます。
- 太ももとお腹が離れてしまう場合は、膝を完全に伸ばし切らなくてもよいので密着を優先させます。
- 無理に膝を伸ばそうとしてお腹と太ももが離れて背中が丸まらないように注意する。
- 膝裏や太もも裏(ハムストリングス)を無理に伸ばしすぎて筋を痛めないよう、息を吐きながら痛みのない範囲でゆっくり伸ばすよう声をかけてください。
4分1人〜道具なし
記録を伸ばす
姿勢と呼吸
体力テストの長座体前屈で、少しでも記録を伸ばしたいときに役立つコツと直前のストレッチです。座り方や呼吸、倒し方を意識するだけで、本来の柔軟性を発揮しやすくなります。
測定時は、肩・背中・お尻をしっかり壁につけた状態からスタートします。息を止めず、「ふぅー」と最後まで吐き続けながら、股関節を支点にして上体を倒しましょう。直前には、立った状態で足首を持ち、しゃがんでから膝を伸ばすストレッチを行うのもおすすめです。
長座体前屈の記録を伸ばすコツとストレッチ
長座体前屈の記録を伸ばすための座り方・呼吸・倒し方のコツと、測定直前に行うストレッチを紹介します。
肩、背中、お尻をしっかり壁につけて座る。
pointスタート位置で肩が前にたるまず壁についていると、伸び幅が大きくなる。
息をしっかりと吐きながら上体を前に倒していく。
point最後まで息を「ふぅー」と吐き続けながら伸ばす。
背中だけを丸めるのではなく、股関節から前に倒れる。
point股関節を支点にして上体を倒す意識を持つ。
手順のつづき(あと1つ)・指導のポイント・気をつけること
測定前に、立った状態で足首を持ち、しゃがんだ状態から膝を伸ばすストレッチを行う。
point足首を持ったまま膝の曲げ伸ばしを繰り返す。
- スタート時の姿勢は肩・背中・お尻が壁についた状態から始める
- 息を止めずに吐き続けながら倒す
- 背中からではなく股関節から曲げる
- 息を止めて力まないようにする
- 膝裏や太もも裏の筋を痛めないよう、ストレッチや前屈は無理に反動をつけずに行わせてください。
faqよくある質問
どのくらいで柔らかくなりますか?
個人差がありますが、無理のない範囲で続けることで少しずつ可動域が広がります。急激に伸ばそうとせず、毎日の積み重ねを大切にしましょう。
毎日やってもいいですか?
痛みがない範囲であれば毎日取り組んでも大丈夫です。ただし、もも裏や膝裏に強い張りや痛みがあるときは無理をせずお休みしてください。
体が硬すぎて痛がります。どうすればいいですか?
痛みを我慢すると逆に筋肉がこわばってしまいます。呼吸を止めず、心地よく伸びていると感じる程度の強さでゆっくりと行うように声をかけてください。
チームの練習に入れるなら?
ウォームアップのあとに、ペアストレッチや立った状態での前屈練習を10分ほど入れるのがおすすめです。plax なら、カードを並べるだけでメニューができ、時間の合計も自動で出ます。
前屈を柔らかくするために大切なのは、お腹と太ももを密着させることと、呼吸を止めずにリラックスすることです。無理に反動をつけたり痛みを我慢したりせず、正しい姿勢で少しずつ柔軟性を高めていきましょう。
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