目次
ここで紹介するのは、YouTube で公開されているショート動画を、plax の「自動分析」でカードにしたものです。記事の最後に、5つをつないだ25分の練習メニューも載せています。
- 股関節を痛めずに可動域を広げる、転がすエクササイズ
- 骨盤を立てて膝を伸ばす、正しい開脚の姿勢の作り方
- 初級から上級まで、レベルに合わせて進める柔軟のステップ
3分道具なし1人〜
股関節を
転がして動かす
開脚が苦手な子は、股関節が硬く、無理に広げようとして腰を痛めてしまうことがあります。まずは股関節の可動域を少しずつ広げる、寝たままできるエクササイズから始めましょう。
横向きに寝転がり、両脚を重ねて股関節と膝を90度に曲げます。そこから上の脚を、膝で押すように後方へ転がします。このとき、腰が一緒に動かないように体幹をしっかり固定するのがポイントです。反対側も同じように行います。
股関節を転がすエクササイズ
横向きに寝た状態で、股関節を中心に上の脚を後方へ転がすように動かすエクササイズです。腰を固定して動かすことで股関節の可動域を広げます。
横向きに寝転がり、脚と脚を重ねて股関節と膝をそれぞれ90度に曲げる
上の脚を、膝で押すように後方へ動かす
point体幹は固定し、腰を動かさずに股関節を中心に動かす
反対側も同様に行う
指導のポイント・気をつけること
- 腰が一緒に動かないように体幹をしっかり固定する
- 内転筋を意識して膝で押すように動かす
- 腰を反らせたり動かしたりしない
- 無理に後方へ引きすぎると腰や股関節を痛める恐れがあるため、痛みを感じない範囲で行わせてください。
3分段差や台1人〜
高さを利用して
骨盤を立てる
開脚の姿勢をとると背中が丸まってしまう子に向いている練習です。台などの高さを利用することで、股関節が硬くても骨盤を立てやすくなり、開脚前屈の土台を作ることができます。
ブロックや台の上に座り、太ももの前側の筋肉に力を入れて、骨盤を立てながら膝をしっかり伸ばします。もも裏を無理に伸ばすのではなく、前側の筋肉を使うのがポイントです。開脚の姿勢でも同じように骨盤を立てることを意識します。
高さを使って骨盤を立てる開脚練習
台などに座って高さを利用し、太ももの前の筋肉を使って骨盤を立てて膝を伸ばす練習です。開脚前屈や股割りの土台作りを行います。
ブロックなどの上に座り、高さを利用して座る姿勢をとる。
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋・大腿直筋)に力を入れる。
pointもも裏を無理に伸ばすのではなく前側の筋肉を使う
骨盤を立てながら膝をしっかり伸ばす。
point開脚の姿勢でも同様に行う
指導のポイント・気をつけること
- 太ももの前(大腿直筋・大腿四頭筋)に力を入れて骨盤を立てるよう意識させます
- 股関節が硬い場合は高さを利用して骨盤を立てやすくします
- もも裏(ハムストリングス)がつっぱったまま無理にストレッチを続けると筋肉が使えなくなる恐れがあります
- 台やブロックを使用する場合は滑って転落しないよう安定した場所に設置してください
- 股関節や膝に痛みが出た場合は無理に行わず高さを調整するか中止してください
4分ブロック等1人〜
レベルに合わせた
段階ストレッチ
いきなり脚を開くのではなく、股関節周りをほぐしてから徐々に広げていくストレッチです。初級と上級の動きがあるので、子どもの柔軟性に合わせて無理なくレベルを選べるのが特徴です。
寝そべって脚を曲げ伸ばしして股関節を動かしたあと、座って上半身を前に倒します。次にブロックを前に置き、脚を開いて上半身を前にスライドさせて倒します。最後はうつ伏せで股関節を開き、カエルのポーズでキープします。
初級と上級の開脚ストレッチ
初級と上級のレベルに合わせて段階的に行う開脚ストレッチです。股関節周りをほぐしてから徐々に広げていきます。
肘をついて寝そべり、脚を交互または片方ずつ曲げ伸ばしして股関節を動かす
point初級は片脚ずつ、上級は両脚で大きく動かす
座った状態で足裏を合わせたり、片脚を曲げた状態から上半身を前に倒す
point上級は開脚に近い形から前屈する
ブロックを前に置き、脚を開いて上半身を前にスライドさせて倒す
point手でブロックを押しながら身体を前に伸ばす
手順のつづき(あと1つ)・指導のポイント・気をつけること
うつ伏せに近い状態で股関節を開き、カエルのポーズのようにキープする
point初級は片膝を曲げるなど負荷を調整する
- 無理に広げず、自分の柔軟性に合わせて初級または上級の動きを選択する
- 股関節や内転筋を痛めないよう、反動をつけずゆっくり伸ばす声かけを行いましょう。
5分道具なし壁を使う
開脚がしやすくなる
3つの方法
開脚の角度を広げたい子におすすめの、3種類のストレッチです。壁を使って重力を利用したり、寝たまま脚を上げたりすることで、内ももや股関節周りの筋肉を効果的に伸ばすことができます。
片膝を曲げて腰を落とし、反対の脚を伸ばして左右交互に体重を移動します。次に仰向けでお尻を壁につけ、脚を開いてキープします。最後は横向きに寝て、上の脚を高く持ち上げてキープします。初級と上級で動きを変えられます。
開脚がしやすくなる方法3選
開脚をしやすくするための3種類のストレッチです。初級と上級それぞれのレベルに合わせて実践します。
片膝を曲げて腰を落とし、反対の脚を伸ばした姿勢から左右交互に体重を移動する(左右各5回)。
point上級は床に手を伸ばして体を低く保ちながら移動します。
開脚した状態で体を前に倒す、または仰向けで壁を使って脚を開き1分間キープする。
point初級はお尻を壁につけて仰向けになり、重力を利用して脚を開きます。
横向きに寝た状態で上の脚を高く持ち上げ、左右1分間ずつ行う。
point上級は上げた足先を手で掴んでキープし、初級は脚の上げ下げやキープを行います。
指導のポイント・気をつけること
- 股関節や内ももに強い痛みを感じる場合は無理に広げず、角度を緩めて行わせてください。
- 反動をつけずにゆっくりと筋肉を伸ばすよう注意しましょう。
5分道具なし1人〜
180度開脚へ
5つのステップ
180度の開脚を目指して、太ももの脱力から壁を使った開脚までを順番に進めていくメニューです。段階を踏むことで、体が硬い子でも少しずつ可動域を広げていくことができます。
脚の力を抜いて全体をコロコロ転がし、足を開いて座り手に体重を乗せながら背中を曲げ伸ばしします。次に寝そべって少しずつ脚を開き、足先をつかんで膝裏を伸ばします。最後はお尻を壁につけて開脚し、上体を前に倒します。
180度開脚 5STEP
180度開脚を目指すための5つの柔軟ステップです。太ももの脱力から骨盤の動き、股関節や膝裏のストレッチ、壁を使った開脚まで段階的に行います。
太ももコロコロ:脚の力を抜いて、足全体を大きくコロコロと転がす。
point脚全体の脱力を意識する。
腰入れ:足を開いて座り、背すじ・背中を曲げ伸ばしする。
point手に体重を乗せるイメージで行う。
股関節広げ:最初は寝そべった状態で少しずつ脚を開き、できたら開脚にも挑戦する。
手順のつづき(あと2つ)・指導のポイント・気をつけること
膝裏ストレッチ:足先をつかんで膝裏を伸ばす。
point届かない人は膝を曲げてからやってみる。
かべ柔軟:お尻を壁につけて開脚し、上体を前に倒す。
pointかかとはピッタリ床につける。
- 無理に力で広げず、脱力や手への体重移動を意識させる
- 股関節や膝裏を痛めないよう、痛みがある場合は無理に広げず可動域を調整してください。
faqよくある質問
体がとても硬いのですが、できるようになりますか?
最初は少ししか開かなくても大丈夫です。無理に広げず、痛みを感じない範囲で毎日少しずつ続けることで、徐々に可動域が広がっていきます。
どのくらいの頻度でやればいいですか?
柔軟性は毎日の積み重ねが大切です。1回5〜10分でもよいので、お風呂上がりなど体が温まっているときに毎日続けることをおすすめします。
練習中に気をつけることはありますか?
反動をつけて無理に伸ばしたり、腰を反らせたりするとケガにつながります。息を止めず、ゆっくりと筋肉を伸ばすように声をかけてあげてください。
チームの練習に入れるなら?
ウォームアップや練習後のクールダウンに、1〜2種目を5分ほど入れるのがおすすめです。plax なら、カードを並べるだけでメニューができ、時間の合計も自動で出ます。
開脚ができるようになるためには、股関節を無理なく動かすこと・骨盤を立てること・反動をつけずにゆっくり伸ばすことが大切です。どれも短い動画で見て、すぐまねできるものばかりです。楽しく続けられる形で練習に取り入れてみてください。
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