目次
ここで紹介するのは、YouTube で公開されているショート動画を、plax の「自動分析」でカードにしたものです。記事の最後に、5つをつないだ35分の練習メニューも載せています。
- 足の内側で踏ん張り、股関節で体重を受け止めるコツ
- 蹴るのではなく「引き込む」体の使い方とステップ練習
- そのまま使える35分のアジリティ練習メニュー
5分道具なし1人〜
壁を使って
踏ん張る力を
方向転換を素早く行うには、足元でしっかりと地面を捉える力が必要です。反復横跳びなどの切り返し動作が苦手な子や、動き出しで滑ってしまう子におすすめの、段階的に身につけられる練習です。
まずは壁に手をついて体を傾け、足の内側(母指球付近)で床を強く5秒間押し続けます。次に足を浮かせて床を強く捉える動きをくり返し、最後は壁から離れて左右への素早い移動にチャレンジしましょう。股関節を引き込んで体重を乗せる感覚が大切です。
切り返しが速くなる3ステップ
壁やステップを使って足の内側での踏ん張りと股関節の使い方を段階的に身につける練習です。反復横跳びなどの切り返し動作を素早く行えるようにします。
第一段階:壁に手をついて体を傾け、足の内側で床を踏ん張り、股関節を使って5秒間床を強く押し続ける。
point足の内側で踏ん張ることと、股関節を使うことが強い踏ん張りを生むポイント。
第二段階:壁に手をつけた状態で足を浮かせ、床を強く捉える動きを5回行ったら一旦リセットして反復練習する。
point足の内側で床を強く捉えることを意識して強く踏む。
第三段階:壁から離れ、重心を横へ移動させて床を強く蹴り、素早く元の位置に戻る動きを左右8回ずつ行う。
pointなるべく強く床を蹴って素早く戻るスピード感を意識する。
手順のつづき(あと1つ)・指導のポイント・気をつけること
GOAL:反復横跳びに活かし、最大スピードでチャレンジする。
- 足の内側(母指球付近)でしっかり床を捉えられているか確認する
- 股関節を引き込んで体重を乗せる感覚を意識させる
- 壁を押して体を傾ける際、足元が滑って転倒しないよう床の清掃や滑りにくいシューズの着用を確認してください。
- 勢いよく踏み込む際に足首をひねらないよう、無理のない角度から段階的に行わせてください。
5分道具なし1人〜
蹴るのではなく
引き込んで進む
切り返すときに、足で地面を強く蹴ろうとしていませんか。強く踏ん張るとかえって動きが遅くなることがあります。軸足で踏ん張らずに、キレのある動きを引き出すための体の使い方を覚える練習です。
片足で止まり、次の進行方向へ向かう姿勢をとります。このとき、止まった足で強く蹴らず、進む側の足とお腹で引き込むようにして動き出しましょう。膝ではなく腰を意識し、股関節を進行方向へスッと出すイメージを持つのがポイントです。
大腰筋を使ったキレのある方向転換
方向転換時に地面を蹴るのではなく、進行方向の脚とお腹で引き込んで動く体の使い方を身につけます。軸足で踏ん張らずに股関節を進行方向へ出すことでキレを高めます。
片足(例:右足)で止まり、次の進行方向(例:左)へ向かう姿勢をとる
point止まった足で強く踏ん張って蹴ろうとしない
進行方向の足(例:左足)を曲げて引き込み、お腹と股関節を進行方向へ出すようにして進む
pointお腹で引いていくイメージを持ち、軸足は補助程度に使う
指導のポイント・気をつけること
- 方向転換は膝ではなく腰を意識する
- 股関節を進行方向に出すイメージで行う
- 進む側の足とお腹で引き、軸足は補助として使う
- 止まった足でドンと強く踏ん張って蹴り出そうとしない
- 急激に方向を変える際に膝や足首をひねらないよう、十分な準備運動を行ってから実施してください。
5分道具なし1人〜
股関節で
ピタッと止まる
切り返しの瞬間に体が外側に流れてしまうと、次の動作が遅れてしまいます。体重をしっかりと受け止め、姿勢を安定させることで、素早い方向転換につなげるトレーニングです。
まずは片足立ちになり、股関節を引き込む体勢を10秒間キープします。安定してきたら左右への体重移動を行い、徐々に横へ跳ぶ距離を伸ばしていきましょう。限界まで遠くへ跳び、着地でピタッと止まるのが目標です。
切り返し爆速アジリティ
切り返しの瞬間の姿勢を安定させ、股関節で体重を受け止めるトレーニングです。左右への体重移動から横跳びへと段階的に距離を伸ばしてピタッと止まる練習を行います。
切り返しの瞬間の姿勢(片足立ちで股関節を引き込む体勢)を10秒間キープする。
point股関節に意識を持って安定させる。
左右に体重を移動していき、徐々に足を運ぶ距離を伸ばしていく。
point安定感がない場合はこの段階を重点的に行う。
横に跳ぶ距離を限界まで伸ばして跳び、ピタッと止まる。
point小学生は靴5足分、中学生以上は6〜7足分が目安。
指導のポイント・気をつけること
- 股関節で体重を受け止められているか確認する。
- 跳んだ後にピッタリ止まれない場合は、切り返しが上手くいっていない証拠なので、前のステップに戻って安定感を獲得する。
- 体勢を崩した際に体が外側に流れてしまわないように注意する。
- 横に大きく跳んで止まる際に足首や膝を捻らないよう、滑りにくい床面で行い、十分なスペースを確保してください。
5分台・ハードル1人〜
3つのステップ
足さばきを鍛える
試合中には、横や後ろなどさまざまな方向へ素早く動く場面があります。足さばきをスムーズにし、空間を把握する力を高めるための、3種類のアジリティトレーニングです。
台を使ったサイドステップで素早い切り返しを練習し、次に後ろ向きで台を上り下りするバックステップを行います。最後は、足を後ろにクロスしてタッチし、斜め前へハードルを越える動きに挑戦します。横も後ろも素早く動けるように意識しましょう。
方向転換が速くなるアジリティトレ3選
方向転換を素早くするための3種類のアジリティトレーニングです。サイドステップ、バックステップ、バッククロスで足さばきや空間認知力を鍛えます。
①サイドステップ:台の上でステップを踏み、反対側へ移動して素早い切り返しを行う。
point素早い切り返しを身につける
②バックステップ:後ろ向きの状態で台を使ってステップを踏む。
point空間認知力を鍛える
③バッククロス:足を後ろにクロスしてタッチし、斜め前へハードルを越える。
point足さばきと方向転換力を鍛える
指導のポイント・気をつけること
- 横も後ろも素早く動けるように意識する
- 台からの踏み外しや転倒に備え、周囲の安全なスペースを確保し、床の滑り止め等に注意してください。
- 後ろ向きの動作やハードルを跳び越える際は引っかかって転ばないよう十分注意してください。
5分コーンペアで
180度ターンで
追いかけっこ
楽しみながら方向転換のスピードを上げたいときにおすすめの、ペアで行う鬼ごっこ形式の練習です。相手の動きに合わせて素早く体を反転させる力を養うことができます。
コーンを挟んで2人が向かい合い、合図とともに180度ターンして走り出します。逃げる側を追う側がタッチしにいきましょう。ターンするときに、下半身を進行方向へすぐに素早く向けることが、速く走り出すためのコツです。
180°ターン追いかけっこ
コーンを挟んで向かい合い、合図で回転して向きを変えてから逃げる子を追いかける練習です。下半身を素早く進行方向に向けて方向転換する力を養います。
コーンを間に挟んで2人が向かい合って構える。
合図で180度ターンして走り出し、追う側は逃げる側をタッチしにいく。
point下半身を進行方向にすぐに受ける!
指導のポイント・気をつけること
- 下半身を進行方向にすぐに素早く向ける
- ターン時に足元が滑って転倒したり、走る方向が重なって子ども同士が衝突しないよう、十分な間隔と走るコースを確保してください。
faqよくある質問
どんな場所で練習すればいいですか?
滑りにくい平らな場所がおすすめです。公園の芝生や体育館など、転んでも怪我をしにくい安全なスペースを確保して行いましょう。
何歳から取り組めますか?
小学生から取り組める内容が中心ですが、体の使い方を覚える練習なので、中学生以上にも効果的です。年齢に合わせて距離やスピードを調整してください。
週に何回くらい行うと良いですか?
疲労が溜まらないよう、週に2〜3回程度を目安に取り入れるのがおすすめです。無理のない範囲で継続することが上達への近道です。
チームの練習に入れるなら?
ウォームアップの後の10〜15分に、ステップ練習や追いかけっこを組み込むと盛り上がります。plax なら、カードを並べるだけでメニューができ、時間の合計も自動で出ます。
方向転換を速くするためには、足の内側で踏ん張ること、股関節で体重を受け止めること、蹴らずに引き込む体の使い方が大切です。動画で動きのイメージを掴みながら、日々の練習にアジリティトレーニングを取り入れてみてください。
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