目次
ここで紹介するのは、YouTube で公開されている短い動画を、plax の「自動分析」でカードにしたものです。STEP の順に並べてあるので、上から順に練習できます。記事の最後に、6つをつないだ27分の練習メニューも載せています。
- 助走なし・補助つきから始めるスモールステップ
- 重ねたマットや低い跳び箱でまっすぐ回る練習
- 手をつく位置と頭の入れ方、伸膝台上前転のコツ
4分跳び箱・踏切板・マット補助つき
助走なしで
補助をつけて回る
助走なしで跳び箱の手前に手をつき、頭を乗せます。指導者が体と腰を補助しながら、その場から前に転がります。次に、短い助走から手と頭をついて補助つきで前転し、最後は助走をつけて自分で台上前転を行います。
頭はおでこではなく、頭の上の方を乗せるイメージで。おでこをつくと回転が進まず、首を痛める原因にもなります。
台上前転のスモールステップ練習
跳び箱の手前に手と頭をついた停止状態から補助をつけて回転し、段階的に助走をつけて台上前転を行う練習です。
助走なしで跳び箱の手前に手をつき、頭のてっぺん(頭頂部)を乗せる
pointおでこをつくと進まなくなるため、頭頂部を乗せるイメージを持つ
指導者が体や腰を補助しながら、その場から前に転がる
point恐怖心を取り除くため的確に補助する
短い助走から跳び箱に手と頭をついて補助付きで前転する
手順のつづき(あと1つ)・指導のポイント・気をつけること
助走をつけて踏切板を蹴り、自力で台上前転を行う
- 後頭部ではなく頭頂部(頭の上)をつくように意識させる
- おでこで支持してしまうと回転が進まなくなるので注意する
- まずは助走なし・的確な補助で回転の感覚を掴ませ、恐怖心をなくす
- おでこから突っ込むと首を痛めたり回転が止まったりするため頭頂部をつく
- 首への過度な負担を防ぐため、指導者は回転中に背中や腰を支え、勢い余って横に落下しないよう着地まで補助の手を添えてください。
- 跳び箱の着地面側および両サイドに十分な厚さの着地マット・安全マットを敷いて実施してください。
4分マット1人〜
重ねたマットで
まっすぐ回る
跳び箱は横の幅がせまく、まっすぐ回れないと落ちてしまいます。そこで最初は、幅の広い重ねたマットで練習します。
重ねたマットに両手をついてジャンプし、おへそを見て体を丸めながら前転します。回ったら、足をマットの外に出して着地マットへ立ち上がります。
高さのあるマットで台上前転の練習
重ねたマットを使って高さを作り、台上前転の基礎を練習します。跳び箱より幅が広いマットを使うことで、安全にまっすぐ回る感覚を身につけます。
重ねたマットに両手をついてジャンプし、おへそを見て体を丸めながら前転する
point跳ぶ時はおへそを見て体を丸める
回転後、足をマットの外に出して着地マットへ立ち上がる
point着地の時は足をマットの外に出す
指導のポイント・気をつけること
- 跳び箱は横の幅が狭く、まっすぐに回れないと落ちるため、台上前転の最初の練習は重ねたマットで行う
- 跳ぶ時は、おへそを見て身体を丸める
- 着地の時は、足をマットの外に出す
- まっすぐに回れないとマットや跳び箱から落ちる危険がある
- 重ねたマットがずれて崩れないよう、しっかり固定するか指導者が押さえてください。
- 首への負担や横への転落を防ぐため、指導者が横について背中や腰を補助できるように配置してください。
4分跳び箱・マット補助2人
マットをU字に
して怖さを減らす
跳び箱の上にマットを置き、両脇から補助者が端を持ち上げてU字型(船のような形)に支えます。助走して踏み切り、跳び箱の上のマットに手をついて前転します。
横に落ちる心配がないので、怖さを減らしながら回る感覚を覚えられます。
マットを使った台上前転の恐怖心克服補助
跳び箱の上にマットをU字型に敷き、補助者が両端を保持した状態で台上前転を行います。恐怖心を軽減しながら安全に回転感覚を養う練習法です。
跳び箱の上にマットを置き、両脇から補助者が端を持ち上げてU字型(船のような形)に支える。
助走して踏み切り、跳び箱上のマットに手をついて前転する。
pointまっすぐあたまを入れる
指導のポイント・気をつけること
- 「まっすぐ頭」「ポン、そう!」とタイミングよく声をかける
- 補助者はマットをしっかり保持し、子どもの体重や勢いでマットが跳び箱から滑り落ちないよう注意してください。
- 着地点にも十分な安全マットを配置し、転倒や衝撃を緩和できるようにしてください。
4分跳び箱・マット・ロイター板補助つき
低い跳び箱で
必要なら補助
高い跳び箱で台上前転をするには、そのぶん高く跳ぶ必要があります。最初は低い跳び箱で行いましょう。
踏み切って跳び箱に手をつき、台上前転を行います。腰が上がらない、うまく回れないときは、補助者が首の後ろや背中・腰を支えて回転を手伝います。
低い跳び箱や補助で行う台上前転
台上前転の練習方法です。最初は低い跳び箱で行い、腰が上がらないときやうまく回れないときは補助をつけて練習します。
最初は低い跳び箱を用意する。
point高い跳び箱で行うには高く跳ぶ必要があるため、最初は低い跳び箱で行う。
踏み切って跳び箱に手をつき、台上前転を行う。
腰が上がらなかったり、うまく回れなかったりするときは補助を行う。
point首の後ろや背中・腰を支えて回転をサポートする。
指導のポイント・気をつけること
- 高い跳び箱で台上前転を行うにはその分高く跳ぶ必要があるため、最初は低い跳び箱で行う
- 腰が上がらなかったり、上手く回れなかったりする時は、補助をしてもらう
- 頭頂部から強く衝突しないよう、あごを引いて後頭部から背中を接地させる意識を持たせてください。
- 着地点のマットのズレがないか確認し、補助者は首や腰への無理な負荷や落下を防ぐ準備をしてください。
4分跳び箱・ロイター板・マット1人〜
手前に手をつき
手の間に頭を
1段などの低い跳び箱の上で前転(まっすぐ回ることを意識・最後にお尻がついてもよい)→ 手前に手をつき、手と手の間に頭を入れて回る練習 → 通常の高さで助走なしの台上前転 → 助走をつけた台上前転、と進めます。
頭が手より前に出すぎると、前に落ちて危険です。跳び箱の手前に手をつき、手と手の間に頭を入れることを確かめましょう。
跳び箱の台上前転練習
低い跳び箱での前転から始めて台上前転を習得する練習です。手をつく位置と頭の入れ方を意識して段階的に行います。
1段などの低い跳び箱の上で前転を行う。
pointまっすぐ回転することを意識する。最後にお尻がついてもよい。
手をつく位置を手前に置き、手と手の間に頭を入れて回転する練習をする。
point頭が手より前に出すぎると落下につながるため、手前に手をつく。
通常の高さの跳び箱で、助走なしで踏み切って台上前転を行う。
point手の位置と頭の入れ方を確認しながら回る。
手順のつづき(あと1つ)・指導のポイント・気をつけること
助走をつけて踏み切り、台上前転を行ってマットに着地する。
- 跳び箱の手前に手をつき、手と手の間に頭を入れにいく。
- 低い段差での練習時にお尻がついても、高さがあれば立てるので問題ない。
- 頭が手より前を超えてついてしまうと前に落ちて危険。
- 頭部や頸部への負担・落下を防ぐため、指導者が跳び箱の横について腰や背中を支える補助を行いましょう。
- 着地マットのズレや跳び箱の固定状況を事前に確認してください。
4分跳び箱・ロイター板・マット1人〜
発展技
伸膝台上前転
台上前転ができるようになったら、伸膝台上前転に挑戦します。ゆっくり走る必要はなく、勢いよく助走します。
跳び箱の手前に手をつき、踏み切ったあとは膝をずっと伸ばしたまま回転します。着地では膝を曲げても大丈夫です。
跳び箱:伸膝台上前転
台上前転ができるようになった人向けの練習です。助走に勢いをつけ、跳び箱の手前に手をついて、膝を伸ばしたまま回転します。
勢いよく助走して走ってくる
pointゆっくり走る必要はなく勢いをつける
跳び箱の手前に手をつく
point奥ではなく手前のほうに手をつく
踏み切った後、膝を伸ばしたまま回転する
point蹴った後に膝をずっと伸ばす
手順のつづき(あと1つ)・指導のポイント・気をつけること
マットに着地する
point着地のときは膝を曲げてもOK
- 台上前転ができるようになってからチャレンジする
- 助走は勢いをつける
- 跳び箱の手前に手をつく
- 回転している最中はひざを伸ばす
- 頭部や首への負担を防ぐため、手でしっかり体重を支えて後頭部から滑らかに接地するように指導してください。
- 勢いが余ってマット外に飛び出さないよう、着地マットのずれや広さを事前に確認してください。
faqよくある質問
前転ができれば練習できますか?
マットでまっすぐ前転できることが前提です。まずは重ねたマットで、まっすぐ回る練習から始めましょう。
横に落ちそうで怖いです
重ねたマットや、マットをU字にして支える補助を使いましょう。落ちる心配がないと、思いきって回れます。
おでこをついてしまいます
おでこから突っ込むと回転が止まり、首を痛めることもあります。手と手の間に頭を入れる練習を、低い跳び箱でくり返しましょう。
チームの練習に入れるなら?
ウォームアップのあとの10〜15分に、STEP の中から2〜3種目を選んで入れるのがおすすめです。plax なら、カードを並べるだけでメニューができ、時間の合計も自動で出ます。
台上前転は、跳び箱の手前に手をつくこと・おへそを見て体を丸めること・まっすぐ回ることがポイントです。重ねたマットと補助で怖さを減らし、伸膝台上前転まで進みましょう。
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