目次
A:「いつもお世話になっております。明日の練習ですが、天候が不安定なため、グラウンドの状態によっては体育館での実施、または中止となる可能性がございます。判断ができ次第、改めてご連絡いたしますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」
B:「【明日10/18(土)の練習】雨の場合は体育館で行います(中止にはしません)。場所の最終連絡は朝7時にこのグループで。持ちもの:体育館シューズを追加でお願いします。」
Aは丁寧ですが、保護者は何も決められません。Bは短いですが、明日の朝までにやることが全部分かります。連絡文は、礼儀の文章ではなく、相手が行動を決めるための文章です。この記事では、Bの形を型にして書きます。
- 読まれない連絡文と、読まれる連絡文の違い
- 「何を・いつ・どこで・持ちもの」を先に書く型と、例文
- 送る回数・時間帯・手段の決め方と、既読が付かない家庭への手
保護者は「読む」のではなく「探す」
保護者が連絡を開くのは、仕事の合間、電車の中、夕食の支度の途中です。文章を読んでいるのではなく、自分がやることを探している。「いつ」「どこ」「何を持たせる」「お金はいるか」。それが見つかれば閉じるし、見つからなければ、あとで読もうとして忘れます。
だから、連絡文の仕事は1つ。探しているものを、最初に置く。
型:何を・いつ・どこで・持ちもの → 理由

順番はこれで固定します。
- 【件名】何の連絡か。「【11/3 試合】」「【休講】」「【集金】」。かっこで囲んで、1行目に
- いつ。日付と曜日と時刻。「来週」「次回」は使わない(送った日によって意味が変わる)
- どこで。場所。初めての場所なら住所と、地図のリンク
- 持ちもの・お金。いつもと違うものだけ
- 保護者にやってほしいこと。「返事をください(◯日まで)」「お迎えを15分早めに」
- 理由・背景。ここに来て初めて、「天候が…」「大会が…」を書く
6は、読まれなくても困らない位置に置きます。読む人は読む。読まない人も、1〜5で行動できる。
例文:休講
例文:試合

例文:集金
お金の連絡は、金額・期限・方法・内訳の4つが無いと、必ず質問が来ます。
送る回数と時間帯を決める
連絡の質と同じくらい、量が効きます。毎日何かが来る教室の連絡は、読まれなくなります。
- 定期の連絡は週1回、曜日を決める。「毎週日曜の夜に、翌週の予定を送る」。保護者は、その時間に読む習慣ができる
- 緊急の連絡だけ、曜日に関係なく送る。休講・ケガ・場所の変更。これ以外は、週1回にまとめる
- 時間帯は、朝7時か夜20〜21時。昼間は仕事で読めず、夜遅いと通知が迷惑になる
- 1つの連絡に、1つの用件。試合と集金を1つの連絡に入れると、片方が読み落とされる
「送った」と「伝わった」は別です。回数を減らして、1通の読まれる確率を上げるほうが、結果として伝わります。
既読が付かない家庭に
どの教室にも、連絡を読まない家庭が1〜2割います。読まないのではなく、通知が埋もれている、見る習慣が無い、のどちらかです。
- 大事な連絡は、2つの手段で。グループの連絡と、紙。練習のときに紙を1枚渡すのが、いまでもいちばん確実
- 返事が要るものは、期限の前日に「まだの方へ」。名指しはせず、グループに1回
- それでも無ければ、電話。試合の参加や集金は、電話で確かめる。ここまでやって初めて「伝えた」
連絡の手段を、教室の側で1つに決めることも大事です。「グループで送った」「メールで送った」「紙で渡した」が混ざると、保護者はどこを見ればいいか分からなくなります。
faqよくある質問
短い文だと、冷たい印象になりませんか
冷たさは、文の長さではなく、言葉の選び方で決まります。「ご確認のほどよろしくお願いいたします」より、「雨でも体育館でやりますので、安心してお越しください」のほうが、短くてあたたかい。短くして、最後に1行だけ気持ちを足せば十分です。
連絡の手段は、何がいいですか
保護者が毎日開いているものです。教室のために新しいアプリを入れてもらうと、開かれません。いま使っている手段で届いているなら、変えなくてよい。変えるなら、1つにまとめることだけを目的に。
保護者から、連絡文の返事が長文で来ます
返事に、全部答えなくてよい。「ご連絡ありがとうございます。◯日の件、了解しました」と、要点だけ返す。長文に長文で返すと、やりとりが終わらなくなります。
summaryまとめ
- 保護者は連絡を読むのではなく、やることを探す。探すものを最初に置く
- 型は 【件名】→ いつ → どこで → 持ちもの・お金 → やってほしいこと → 理由。理由は最後
- 定期は週1回・曜日を決める。緊急だけ別。時間帯は朝7時か夜20〜21時。1通1用件
- 読まない家庭には、紙・前日の念押し・電話。手段は1つにまとめる
丁寧な文章より、決められる文章を。
連絡の手段を1つにまとめ、既読と送信の記録を残したい教室は、スポーツ教室向けの運営システム のびしろプラス の一斉送信(テンプレート・既読・送信履歴)も参考にしてください。
この記事の内容は公開時点のものです。公開されている研究や公的な資料をもとに plax labo 編集部が書いています。体調・ケガ・食事に関わる個別の判断は、医師や専門家にご相談ください。







